日本画

日本画は、粒子の粗い岩絵具と膠を使って描く絵画技法です。花鳥風月、季節の花をモティーフにして日本独自の伝統的な画法を学びます。日本画では、対象をしっかりと観察して写生するところから始まります。写生した絵を基にして、下図を起こして画面に転写して彩色を行います。

日本画で使われる岩絵具は、同じ色でも粒の大きさが異なるものを使い分けます。西洋の顔料と比較して粒径が粗いため、独特の筆運びと、色を重ねる際の技術が必要となります。日本画教室では、日本画を始めて制作される方にもわかりやすく、段階的に詳しい手順についてご説明します。伝統的な日本画の技法を身につけていただきながら、日本画独特な静かな奥ゆかしい表現をまなびます。

講座案内

日本画に使われる、素材と技法について詳しく学習します。
段階ごとの技術的な解説と、実技実習を通して
日本画の技法を段階的に習得します。

日本画の色材の解説

  • (天然岩絵の具・新岩絵の具・水干・染料)
  • 日本画の展色剤の解説 (三千本膠・鹿膠・礬水など)
  • 支持体の解説と支持体準備の方法など (紙・絵絹)
  • 金箔技術の解説‐材料と技法について(箔押し・砂子)
  • 描写の解説と実技 小下図・大下図の作成と転写、
  • 骨描きについて
  • 本画の描写の解説と実技 (筆づかい・絵具の重ね方)

カリキュラム

南青山書画院の絵画教室では自身の持てる魅力を十二分に発揮していただきます。持ち前の個性を発揮していただき、自主性を大切にする絵画教室です。

カリキュラムの選び方

  1. カリキュラムは参考に、自主的に目標やテーマなどを決めて創作する。
    南青山書画院の講師は学ばれます方のご意向やご希望を受け止めて、 創作の考えや想いを尊重し、指導ならぬ指南役としご一緒いたします。
  2. カリキュラムを基にして、講師から助言をうけつつ共に学び進める。
    南青山書画院の講師からカリキュラムの内容を詳細に又、一層深く頼もしく アカデミックな学びの時間を楽しむ絵画教室です。

1、2、いずれの学び方も有意義です。
お始めになる時は十分に講師とご相談ください。

日本画 基本講座

基本講座 はじめて日本画を制作する方から、日本画の伝統的な技術をしっかりと身に付けたい経験者の方を対象とした講座です。

日本画の成り立ちや歴史についての解説をはじめ岩絵具・泥絵具の性質や、具体的な扱い方について詳しく学びます。基底材(麻紙・絵絹)の準備から仕上げまで、段階的に実技を通して修得します。

素材の説明・下図の制作

受講回数:1回〜5回

日本画の歴史と成り立ち
画材の説明
岩絵具・水干・膠など
道具の説明 日本画筆の種類
小下図の作成
大下図(原寸大)の制作

下図の転写・支持体準備

受講回数:1回〜5回

大下図を基に転写(念紙による)
骨描き(転写した画面に墨で線描き)
支持体の解説 礬水引き

本画の描画・彩色

受講回数:1回〜5回

下地を塗る 胡粉・水干
本画に描写
刷毛や筆により描写を深める

本画の描画・彩色

受講回数:1回〜5回

本画に描写
装飾方法 金箔・砂子
箔の焼き方
完成まで描画して講評

※コース内容は具体例です。 ご経験やご要望に伴い変更いたします。
※必要な回数などは目安です。ご希望のすすめ方で制作してください。

日本画 応用講座

古画を伝統的な技術に則って模写します。日本画の伝統的な古典技法について、模写を通して紐解いていきます。日本画の素材や、性質に伴う技法について詳しく解説します。

岩絵具・新岩絵具・泥絵具の性質や、扱い方の詳細について学びます。膠の加熱方法と絵具の混ぜ方から始め、岩絵具の焼き方などさまざまな調整方法を学びます。 麻紙や絵絹の調整方法(礬水引き・貼り込み)から、裏彩色・裏箔など支持体に合わせた伝統的な絵画構造のつくりかたについて学びます。箔の扱い方や焼き方など、伝統的な技法についても解説します。

支持体準備・下図の準備

受講回数:1回〜5回

模写作品の構造について
下図写真のパネル張り込み
「上げ写し」によるトレース
(骨描き)

下図の転写・下図の準備

受講回数:1回〜5回

大下図を基に転写
骨描き
(転写した画面に墨で線描き)
支持体の解説 礬水引き

本画に描写・彩色

受講回数:1回〜5回

下地を塗る 胡粉・水干による
絵具の調整・焼き方
本画に描写 彩色方法について

本画に描写・彩色

受講回数:1回〜3回

本画に描写
装飾方法 金箔・砂子
箔の焼き方
完成まで描画して講評

※コース内容は具体例です。 ご経験やご要望に伴い変更いたします。
※必要な回数などは目安です。ご希望のすすめ方で制作してください。